子供たちの夏休みinドバイ

ドバイのインターナショナルスクールは、学校によって若干の違いはありますが、6月末から夏休みに。2月から15週間にわたるオンライン授業を終えました。クラスの友達とも先生とも長い期間会えない中、子供もよく頑張ったと思います。担任の先生が良い先生だったので、直接お礼も言えず一年が終わってしまうのも寂しいなと思っていたところ、学校からドライブスルーで先生に会えるという連絡が!学年ごとに日時が決められていて、私たちもお礼のお菓子とお手紙を用意して(去年は、先生にプレゼントを渡す習慣があるのを知らず登校して、花束やらケーキやらカードを皆が持参しているのをみて、来年こそは!と)、行って来ました。学校前にはすでに数十台並んでいて時間が経つごとにどんどん列は長くなり、、、やっと30分以上たって先生方のところにたどり着きました。子供は車に乗ったままでしたが、ミス(Miss 未婚の先生)と少し話すことができ、ミスも子供も私も感極まって泣いてしまいました。このほんの短い時間でさえも、ミスは、あなたは本当にアメイジング!いつも努力を忘れずに臨んだことを誇りに思う。とめいっぱい褒めてくれました。ちょうど1年前まだまだ語学も心許無く、不安でいっぱいだった我が子を温かい笑顔で迎え入れ、良いところを沢山見つけてくれ、そのお陰で得意教科もでき、ベストフレンド!と言える友達を得られたことが頭の中を駆け巡りました。

このパンデミックさえなければ、もっと充実した時間を過ごせたんだろうなという考えがふと頭をよぎりますが、過ぎたことを言っても仕方がない。前をみて、これからの時間をいかに有効活用出来るか考えなくては。。。


子供の通っている学校はブリティッシュカリキュラムなので、UK出身の先生が大半を占めます。

通わせいていて感じたことは、頑張っている子をしっかり認めてくれること。びっくりするくらい教科毎さらには週毎にCertificate という証書をもらう機会があります。しかも集会やクラスで皆からの拍手とともに。自分の子供がCertificateがもらえるAssembly と呼ばれるる集会の時には、事前に先生から保護者に”今週あなたの子はCertificateがもらえます!ぜひ集会に観に来てください。サプライズにしたいので、子供にはくれぐれも内緒で”といった感じのメールが届きます。初めてそのメールをもらった時はなんてイキな計らいだろうと感心しきり。この環境のお陰で、勉強にも楽しみながら取り組めたと思います。そして、人前に立つことに抵抗を感じていない、むしろ好きなのかなという感じに。


そして随分日本とは重きを置いているところ違うと感じたことの一つに、表現する機会が沢山あること。科目の一つにPhonicsがあります。日本で言うところの国語で、英語の基礎を学びます。例えばaは、アルファベッドのエーだけど、読み方はアッになるところから始まり、キーになる綴りの読み方を何種類も覚えていき、自分のレベルの短い話を読んで練習します。その読み方が関心します!先生のお手本が、一つの劇を観ているようで、それに習って生徒たちも登場人物になりきって想い想いに読みます。さらに、Dramaの授業では、何かになりきってみよう!みたいなことが行われ、これらの授業や普段の環境を通して、自分の思いを、ちょっとオーバーかなと感じるくらい伸び伸びと現せるようになってきたことは、本人にとってプラスになると信じています。


学校生活は、朝登校してから静まり返った朝の会のようなものがあるわけでもなく、最初はなんてリラックスモードな雰囲気かとびっくりしてましたが、自然体でいつつ、誰かが嫌な気持ちになるような言動にはきつく注意され、メリハリがあることにも段々気付いてきました。どうもコテコテの日本人の感覚だと、朝は自分の席に静かに座り静まり返った中で、日直や先生の話を聞くものだよね⁈と思ってましたが、教室には担任とサポーターがいて、朝教室に入ると、ハーイ!やグッモーニング!朝のワーク始めててね〜!って感じで先生とのやり取りがあり、子供たちはiPadをリュックから出して、自由に席に座って始めます。もちろん、席に座らなくてもホワイトボードの前にあるカーペットに座ってもよし。ゆるーい感じだけど、教室や廊下を駆け回ったりする生徒もいないので、キツキツにしなくても大丈夫なんだなあと感じます。


所変わればやり方ももちろん違うんだなあと、色々と気付かされる日々です。

9月からは学校もいよいよ始まるようなので、ごく普通の日常生活の再開が楽しみです。